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​やぎ農園のこだわり

​自給を基本にしています。

 食べることは、生きるための基本です。わが家では、米、野菜、大豆、麦のほか、味噌、納豆、漬物、うどんなどの加工品もできるだけ自分達が食べるものを自給できるように心がけています。そして、自給の延長として皆様に米や野菜などをお届けしています。そうすることで、わが家の暮らしだけでなく、お届けしている家庭の食卓も豊かにすることを目指しています。

​農薬・化学肥料を使いません。

春のエンドウ畑。なるべく自然の資材を利用します。

​ わが家では、竹チップ、稲わら、もみがら、米ぬかなど身近にあるものを利用して野菜を育てています。生長はゆっくりですが、その代わりに身の締まった味の濃い野菜ができます。田んぼには、稲わらと米ぬかを入れて稲をを育てます。除草は、機械と手作業で行いますが、土の中の微生物が表面をとろとろにしてくれるので、だんだん除草は楽になっていきます。

​旬を大切にしています。​

​ 季節外れに育てられた野菜は、無理をして育てるので栄養価も少なくなってしまいます。人間はもともと自然界の生き物なのですから、季節ごとに身の回りにあるものを食べて暮らす方が無理がないのです。旬の野菜を食べれば、自然に体調が整い、健康になります。わが家では、ビニールハウスやポリマルチを使わず、それぞれの作物が無理なく育つ時期に種をまき、本来の旬に収穫できるように心掛けています。

自然の発酵熱を利用する踏み込み温床。夏野菜やサツマイモの苗を育てます。

田んぼの除草は機械と手作業でおこないます。

​お米の収穫は天日干し、貯蔵は籾で。

 刈り取った稲は、田んぼに竹で干場を組む「はざ掛け」という昔ながらの方法で日光と風により干します。この方法は自然の理にかなっていて、米の味も良くなります。なぜならば、植物はそのいのちを終えるときに種に全身の養分を集めることによって子孫を残そうとしますが、米はまさに稲の種そのものだからです。米をつくる農家が「天日乾燥の米は、機械乾燥の米よりうまい」と口を揃えて言うのにはわけがあるのです。

 現在、一般には玄米の状態で冷蔵しますが、わが家では籾で常温貯蔵しますので、いつまでも生きた米として保存することができ、食味も落ちにくくなります。また、お届けする直前に籾摺り・精米をしています。

 このような方法による米づくりは、大規模化には向きません。しかし、大量のエネルギー、大きな機械や施設がいらないので、これからの時代に必要とされる方法だと私たちは考えています。

稲刈りは、すべてはざ掛け天日干し。

​農園から直接お届けします。

​ 今、巷では季節を問わず農産物があふれていますが、その本来の価値が見失われています。お店で買う時に安さや見栄えで選んだり、栽培するときに味や栄養価よりも見栄えや価格の高い時期の出荷を重視したりします。しかし、農作物はただお金で売り買いする商品なのではなく、いのちをつなぐ食べ物なのですから、つくる側も食べる側もその本来の価値に気付き、互いに健康で安心して暮らせるように支えあう関係を築くことが大切だと考えています。そのため、わが家では米や野菜などの作物を、直接届けることを基本にしています。

​こんなこだわりを持った私たちですが、もしも食卓を通じてお付き合いできたら幸いです。

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