やぎ農園のお米は、すべてはざ掛け天日干しして収穫しています。
美しい農村風景が
広がる千葉県南房総市・旧三芳村。ここは、有機農業の先駆地として知られたところです。私たちはここで新規就農し、大地を耕しています。
農薬不使用栽培米、農薬不使用栽培ゴマ、農薬不使用栽培大豆などをお届けします。農薬不使用で自家栽培・自家加工した玄米ぽんせんや麦茶などの加工品もあります。宅配もできます。また新規就農を目指す研修生も募集しています。お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
山羊×八木で「やぎ農園」と称します。
農薬・肥料を使わずに栽培し、地域の自然と資源を活かした農業を心がけています。
農業は暮らしそのものです。
わが家では18年間山羊を飼ってきました。多いときには雄雌合わせて8頭いたときもありましたが、2018年の秋に残っていた雌のモモと雄のポンタが相次いで死んでしまいました。いつかは山羊飼いに戻りたいと思います。
天候に左右され、重労働もある農業は大変だと思われるかもしれません。でも、四季の移ろいを感じながら大地を耕す暮らしは心地よく、私たちにとってかけがえのないものです。
農業というと、一つの職業、しごとだと思われがちですが、たべものの自給や地域の環境を保全するための活動を含めた暮らしそのものなのです。
やぎ農園の基本理念
・食べて「おいしい」という感動で幸せを感じること
・働いて「楽しい」という感動で生きる喜びを感じること
・農園を見て「美しい」という感動で心を癒すこと
有機農業は、ただ「安心・安全な」食べものを生産するのではありません。自然と共生する有機農業の暮らしには、人間が自然に生かされているのだという実感と様々な感動や喜びがあります。やぎ農園は、人が生きるための力になるこのような感動を大切にしています。
有機JAS認証制度が始まる前から有機農業に取り組んできたやぎ農園は、あえて有機JAS認証はとっていません。第三者による認証ではなく、自ら説明することが大切だと考えるからです。わが家の生産物を食べてくださる方との信頼関係、支えあう関係を大事にしています。
1970年代に始まる三芳村の有機農業の歴史を南房総の未来へつなぎ、食べてみたい人も働いてみたい人も集う場をつくりだすことを目標に、やぎ農園はこれからも歩んでいきます。
森のようちえんはっぴーとの連携
やぎ農園の田んぼには、毎年森のようちえんはっぴーの子どもたちが田植え・草取り・稲刈りをしに来ます。その「はっぴー田んぼ」は2021年に10年目を迎えました。
毎月一日だけ開店する農家のお店
そうざいや やさい耕房
10月11日(金)は、開店日です。お弁当のご予約もお待ちしています。
ご予約は前日までにお願いいたします。
当日正午にご用意いたします。
南房総市のホームページにやぎ農園のインタビュー記事が掲載されました。
やぎ農園代表・八木直樹が、旧三芳村で有機農業の先達の下で修業をして就農してから27年が経ちました。このたび南房総市の公式サイト内の『自分らしいアプローチで突き進む 南房総農業のフロントランナーたち』というページに、市内の3つの農家の一つとしてインタビュー記事が掲載されました。
市内に2500戸を超える農家がある中で選ばれるほどわが家は立派な農家ではありませんが、新規就農経験者として、また有機農業の先駆者たちから学んできた者として、就農には様々な入口があること、農業には様々な楽しみがあり、生きる力を与えてくれる場であることを伝えていきたいと思います。
*写真は、市内の学校給食でも使われている黒ゴマの盛夏の畑の様子です。
2024年の抱負
今年は、研修希望者が次々に現れるという、思ってもみなかった出来事から始まりました。
わが家は、地域の田んぼをきれいに管理しながら次の世代へ引き継いでいく中継ぎ役として、より良い方法を探りながら進んできましたが、このホームページを通してのささやかな呼びかけや問いかけをしっかり受け止めてくださる人たちが、私たちが知らない場所に年齢を問わずいらっしゃるということを実感し、とてもうれしく元気をもらいました。
私は50代最後の年を迎えましたが、ずっと胸に抱いてきた願いに現実が近づいてきたことを感じています。50年をこえる三芳村の有機農業から学んできたことを伝えるとともに、私自身も世代の違う研修生たちから新たな考え方を学ぶつもりで接していきたいと思います。
今年のやぎ農園の取り組みに関心をお寄せいただければ幸いです。
2024年産はざ掛け米のご予約受付中です。
今年は昨年以上の猛暑となり、稲への影響が心配されますが、間もなく稲刈りを始める季節となりました。2024年産のお米のご予約をお待ちしています。9月下旬より販売開始します。
わが家のお米は、すべてはざ掛け天日干しし、籾で貯蔵した上で、年間を通してお届けする直前に籾摺り・精米をしています。
ササニシキのご予約受付は終了しました。ひとめぼれ、ふさこがねについてはお問合せください。
持続可能な未来へつながるはざ掛け米
わが家ではお米について、栽培法はもちろんのこと、収穫や貯蔵、出荷についてもこだわりを持ってきました。非効率的で時代遅れだと多くの農家が思うことでしょう。でも、わが家がこだわりを捨てないことには理由があります。資源の大量消費が地球温暖化につながっていることを世界中で意識するようになった今、そして日本の農家がどんどん減り続けている今、持続可能な田んぼとお米についてわが家の考えを改めてまとめてみました。
南房総市の学校給食でも使われている黒ゴマ
ご好評をいただいている黒ゴマです。仕上げの選別を手作業で行ってから順次発送いたします。わが家のゴマは、洗って乾燥させただけの「洗いゴマ」です。フライパンなどで炒っていただき、炒りたての香りをお楽しみください。
(*写真は、洗った後天日干しをしている様子です。)
なお、下記のリンクよりゴマの栽培・収穫・選別の様子を動画でご覧いただけます。
無塩タイプも好評です。
風味豊かな玄米ぽんせん
農薬・肥料不使用で栽培し天日干しで仕上げた自家栽培米のみを使ったぽんせんべいです。油を使わずに、玄米をそのまま自家加工しました。厳選した玄米のみを使用しているため、風味豊かな味わいです。全部で5種類あり、塩味のものは自然海塩で味付けしてあります。無塩のものは、小さなお子様や塩分の摂り方を気にかけていらっしゃる方々に喜ばれています。古代米ぽんせんは、緑米(古代米もち玄米)を使い、サクッとした軽い食感が特徴です。
そのままおやつとしてはもちろんのこと、グルテンフリーのシリアルとして、あんこやチーズなどをトッピングして、お湯をかけたりスープに入れて・・・など、いろいろな食べ方をお楽しみいただけます。
道の駅三芳村にある土のめぐみ館と海のマルシェたてやまでも販売しています。発送も承ります。
やぎ農園の六条大麦でつくった温かくてもおいしい!手煎り麦茶
やぎ農園の農薬・肥料不使用栽培大麦を手作業で煎った昔ながらの丸麦の麦茶です。麦の旨みと香ばしさがあります。煮出してお飲みください。
麦茶というと夏の飲みものだという印象がありますが、気温の低い季節には温かいまま飲んでいただきますと、しっかりとした風味をお楽しみいただくことができます。
やぎ農園の玄米でつくった玄米珈琲
千葉県館山市にあるブロワ珈琲焙煎所が、やぎ農園の玄米をじっくり時間をかけて焙煎したからだに優しい飲み物です。やぎ農園でも販売を始めました。ティーバックになっていますので、そのままお湯を注いでいただくこともできますし、しばらく煮だしてからお飲みいただくこともできます。濃さによって違う味わいをお楽しみください。ノンカフェインですので、珈琲の苦手な方にもおすすめします。