​南房総はざ掛け米トラスト2019参加者募集

泥の感触が気持ちいい 田植え

photo  by  shojuji   naomi ​

 南房総

はざ掛け米トラスト 

 2018の様子

2年目の開催でしたが、参加者はまだ少なめでした。稲刈りの日には突然の雨に見舞われるというハプニングもありましたが、そのあと見事な虹を見ることができました。トラスト1口当たりのお米の配分量は39㎏でした。

南房総はざ掛け米トラスト2019 募集要項

 

栽培は苗づくりの段階から無農薬・無化学肥料で行います。

 

◆一口30,000円 、30口を募集します。一口当たり30㎏以上の玄米が得られる見込みです。

 

◆収穫したお米は、①秋の収穫祭でまとめてお渡しする、②毎月一定量ずつお届けする(送料を別途ご負担いただきます)、のどちらかをご指定ください。精米希望の場合にはぬかの分だけ量が10%減りますので、30㎏の玄米は精米すると27㎏になります。

  

みなさまからお預かりしたトラト金には保険料、作業や行事の参加費、お食事券10枚分も含まれて ます。お食事券は、1枚につき1回大人一人分、こども二人分としてお使いいただけます。もしも不足する場合には、大人1枚500円、こども1枚250円をお買い求めください。 

 

イベントは次のように予定しています。参加を前提とはしていませんが、なるべく参加して 一緒に楽しく 稲を育てませんか。ぜひ農村の風景を満喫してください。

◆各イベントは、天候の具合により中止となる場合があります。稲の生長に合わせる都合上、延期できな 場合があるということを、予めご了承ください。

    

5月18日(土)  田植え

(昼食付)山々の新緑が美しい季節です。鳥たちのさえずりも心を和ませます。

 

6月  8日(土)  草取り、ザリガニ捕り

(昼食付)人が田んぼに足を踏み入れると稲はますます元気になります。

8月  3日(土)  夏の稲観察会

(昼食なし)青々とした田んぼに稲穂が出そろいお米の赤ちゃんが育っています。

9月  7日(土)  稲刈り

(昼食付)刈りたての稲の香りのいいこと!出来上がったはざ掛けは、まさに絵になる秋の風景です。その後の脱穀、調整作業はやぎ農園が行います。

11月17日(日) 収穫祭

(お米の引き渡し、昼食付)

自然の恵みに感謝して、協力し合って収穫できたお米を分け合いましょう。食事の支度を一緒にしてからいただきます。

    

申し込み方法​

①やぎ農園宛にメール(yaginouen@olive.plala.or.jp)お問い合わせフォームから送信していただくと簡単です。またはFAX(0470-36-3059)でお申し込みください。

②トラスト金は、下記のゆうちょ銀行振替口座に、口数に応じた金額をお振込みください。

ゆうちょ銀行口座間の送金には手数料がかかりません。引き換えに、申し込み受付証兼領収書をお送りします。

ゆうちょ銀行口座 00220-3-101436 口座名義 ヤギナオキ

銀行などからの振込用口座番号 〇二九(ゼロニキュウ」店(029)当座0101436

③お申し込みをいただいた方には、各作業予定日の集合時間と場所を改めてご連絡いたします。

申し込み締切り日 5月11日(土)

コメ農家が口をそろえてうまいという「はざ掛け米」 

 今では、稲刈りというとコンバインという大きな機械が田んぼの中を動き回って刈り取るという姿が一般的になりました。コンバインで刈り取った籾はすぐに乾燥機にかけて水分を調整します。しかし、かつては鎌で手刈りをし、あるいはバインダーという機械で刈り取った稲の束を、当地では竹で組んだ干し場に掛けておき、天日干ししていました。手間と時間をかけた昔ながらの技術を私も続けているのですが、これは時代遅れの技術ではなく、自然の理にかなっていて、さらに現代への問題提起も含まれた優れた技術だと、長年続けてきた私は思っています。その特徴は次のようなものです。

 

①乾燥の過程でおいしくなるお米

 お米を作っている農家は口を揃えてコンバインで刈った米よりはざ掛けの米の方がうまいと言います。それにはこういうわけがあるようです。わたしたちが食べているお米は、稲という植物のタネそのものです。植物はタネを付けその命を終えようとするときに、タネに養分を貯えようとします。そのため茎葉などの養分がタネに移動します。ところが、コンバインで刈り取った稲は、すぐに脱穀されて茎葉から分離された上、乾燥機で無理やり水分を奪われてしまいます。ですから茎葉の養分はお米に移動することなく捨てられてしまうのです。天日干しの場合は、脱穀をする前にゆっくりと水分を落としてゆくので、その過程で茎葉の養分がお米に移動していきます。この違いが、お米のおいしさの違いとなってくるのではないかと考えています。

 

②省エネルギーである

 コンバインで収穫されたお米は機械で乾燥された後、すぐに籾摺りして玄米として保管されることになります。乾燥のために燃料を使いますし、玄米の状態で保管しておくためには変質を防ぐために保冷庫に入れておかなければなりません。そのための電気が必要になります。しかし、はざ掛けで天日干しして脱穀したお米は籾の状態で常温貯蔵します。ですから、乾燥にも貯蔵にもエネルギーは必要ありません。

 

③地域資源の竹を利用できる

 当地は竹の豊富な土地ですが、プラスチック資材が主流となった今、竹を利用する人は少なく竹林は手つかずのところがほとんどです。はざ掛けに必要な竹は手に入れやすくなっています。竹を伐って里山を手入れしながら稲刈りの材料をそろえ、不要な枝葉は竹チップにして野菜の肥料にし、枯れ竹は薪としてストーブやボイラーの燃料にする。わが家ではこのようにしています。ですから、はざ掛けによる稲作は、地域循環型農業にぴったりなのです。

 

④悪条件にも強い

 最近は稲刈りの時期に長雨が続くことが多くなりました。そのような場合、刈り取り期を迎えた田んぼは土が柔らかくなります。そうなると、コンバインのような大きな機械は土の中に沈んでしまうため刈り取りができません。そうしているうちに刈り取り期を逃してしまい、刈り取りをあきらめた田んぼさえ目につくようになりました。ところが、そのような長雨の中でも、手刈り、バインダーによる機械刈りとはざ掛け作業は進められるため、収穫適期を逃さずに済みました。旧式の稲刈りも、ハイテクに負けない力があるのです。

 

トラストで守りたい農村風景、育てたい次世代の農家

 今、地域の農業の中心として活躍していた先輩たちがリタイアし始め、作り手を失った田んぼが増え始めました。この傾向はこの先もっと深刻になるのは間違いありません。今までは、田舎に行けば青々した田んぼが広がる農村風景は当たり前にあったものですが、それはたくさんの農家が田植えをし、手入れをしていたからです。そのような風景が失われ始めているのです。私はそれを食い止めるために、作り手を失った田んぼを何とかしていきたいと考えています。

 このような場合に一般的に考えられることは、大型機械化による規模拡大です。つまり、少ない人手で大面積をカバーしようという取り組み方です。現在、政府はそのような方向で政策を進めています。しかし私は違った考え方をしています。大規模化で人手がいらなくなるということは、農村で生きられる人の数が少なくなることなので決していいことではない。むしろ、小規模ながらも農業を営みながら暮らせる人の数を増やすことが、この農村風景と地域の力を守っていくためには必要であると。

 そこで、研修生を受け入れて、私が教わり続けてきたはざ掛けによるお米づくりを覚えてもらい、地域の田んぼのつくり手になってもらおうと考えています。わが家のやり方であれば、少ない資金でもお米を作ることができるからです。まずはわが家が受け手となって田んぼを預かり、研修生とともに管理し、ゆくゆくは独立した研修生に引き継いでもらうようにしていきたいと考えています。

 せっかく無農薬で手間をかけたお米なのだから喜んで食べていただける方に直接届けたいという思いで、わが家はこれまでもやってきましたが、このたび預かる田んぼが増えることと研修生を育てたいという2つの動機から「はざ掛け米トラスト」を始めることにしました。

 

南房総はざ掛け米トラストのしくみ

 トラストとは、お米の生産者である農家が、皆様から事前にトラスト金をお預かりした上で、日常の管理は農家と研修生が行い、お米を作るための主な作業には皆さまにも参加していただく仕組みです。オーナー制とは違い、作業は農家の指導の下、共同で行います。

 皆さまからお預かりしたトラスト金の一部は、研修生の生活保障のための手当となります。こうして、南房総において稲が美しく育つ田んぼが維持され、同時に研修生が育てられ、やがてその研修生たち次の時代に田んぼを受け継いでいく、そのような未来へ希望を託せる仕組みを作っていきたいと考えています。 

​南房総はざ掛け米トラストは、

各イベントごとの参加もできます。

参加費 
田植え(5月18日)、草取り・ザリガニ捕り(6月8日)、稲刈り(9月7日)については、おとな1,000円、こども500円
夏の稲観察会(8月3日)については、おとな・こども200
収穫祭(11月17日)については、おとな2,000円、こども1,000円
  
いずれも保険付きです
申し込み方法 

各イベントごとの開催日3日前までに、やぎ農園まで電話、FAX、メールのいずれかでお申し込みください。参加費は当日お支払いください。

 

◆収穫したお米の分配はありません。

 

◆イベントに参加された上で途中からトラストに参加したいとのご希望があれば歓迎します。その場合には、トラスト年会費30,000円との差額を精算させていただきます。

 

◆南房総はざ掛け米トラストは、南房総の田んぼを守り、次世代の就農者を育てながら、収穫したおいしいお米を食べていただくことを目的とした取り組みですので、お預かりしたイベント参加費はトラスト参加費と同様にトラスト金としてお預かりし、研修生を育てるために有効活用させていただきます。

やぎ農園

〒294-0815

千葉県南房総市千代62

TEL/FAX  0470-36-3059

mail     yaginouen@olive.plala.or.jp

URL     https://yaginouen.com